「探究学習で、子どもたちが夢中になれるテーマを見つけたい」
「福祉や障害について学ばせたいけれど、調べ学習だけで終わらせたくない」
「実際の当事者を学校に招いて、子どもたちが直接話を聞く機会をつくりたい」
そんな先生方におすすめしたいのが、「義足」を入り口にした探究学習です。
義足を使って生活する「義足パパ」を学校に招き、実際の義足を見たり、触ったり、本人に質問したりすることで、子どもたちの中に自然と「なぜ?」「どうして?」「もっと知りたい」という疑問が生まれます。
そこから、
義足 → 障害 → 福祉 → バリアフリー → 多様性 → 共生社会
へと学びを広げていくことができます。
義足について知ることがゴールではありません。
「自分とは違う人が暮らしやすい社会とは?」
「困っている人に、自分たちは何ができる?」
「誰もが自分らしく過ごせる学校やまちにするには?」
そんな問いを、子どもたち自身が見つけ、考えていくことが、この探究学習の目的です。
義足パパの出前授業では、ただ話を聞くだけではなく、実物を見る・触る・質問する・一緒に考える時間を大切にしています。
この記事では、小学校の探究学習で「障害・義足」をテーマにする方法から、義足パパを招いた授業の進め方、授業から生まれる探究の問い、調べ学習や発表へのつなげ方まで紹介します。
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小学校の探究学習、こんなテーマを探していませんか?

小学校の探究学習では、子どもたちが身近な疑問を出発点に、自分で調べ、考え、友だちと対話しながら学びを深めることが大切です。
特に、福祉や障害、多様性、共生社会に関する学習では、知識を得るだけでなく、相手の立場を想像し、自分たちの生活や社会との関わりを考えられるテーマが求められます。
子どもたちが「自分事」として考えられるテーマを探している
「自分とは違う人」について学ぶとき、子どもたちが遠い世界の話として受け止めてしまうことがあります。
そこで、学校生活や地域の暮らしと結び付け、「もし自分だったら」「身近な人が困っていたら」と考えられる問いを設定します。
自分の経験と関連付けることで、探究への意欲が生まれます。
福祉や障害について楽しく学べるテーマを探している
障害や福祉を学ぶ際は、難しい言葉の説明だけで終わらせず、実物を見る、話を聞く、疑問を出し合うなど、五感を使った学習を取り入れると効果的です。
楽しさや驚きから生まれた「なぜ?」を学びの入口にすることで、子どもたちは主体的に調べ始めます。
調べ学習だけで終わらず、実際の体験につなげたい
本やインターネットで情報を集めるだけでなく、当事者の話を聞いたり、地域の設備を観察したりすると、学習内容をより具体的に捉えられます。
体験後は、気付いたことや新たな疑問を整理し、学校や地域でできる工夫を考える活動につなげましょう。
外部講師や当事者を招いた探究学習を取り入れたい
実際に経験している人の言葉には、資料だけでは伝わりにくい思いや生活の工夫があります。
講師を招く際は、事前に子どもたちの疑問を集め、授業後には感想や問いを共有します。
「聞いて終わり」ではなく、対話を次の探究へ発展させることがポイントです。
なぜ「義足」が小学校の探究学習におすすめなの?

「義足って何?」から子どもたちの疑問が生まれる
義足は、病気やけがなどによって失った脚の機能を補うために使われる装具です。
普段目にする機会が少ないからこそ、「何のために使うの?」「どうやって歩くの?」という素朴な疑問が生まれます。
こうした疑問を出発点にすると、子どもたちは受け身で話を聞くのではなく、自分で調べ、考える探究学習に取り組みやすくなります。
実際の義足を見ることで興味が広がる
写真や文章だけでなく、実際の義足を見ることで、形や素材、動き方への関心が深まります。
使用者の説明を聞きながら観察することで、「義足は一人ひとり違うの?」「スポーツもできるの?」など、さらに具体的な問いへ発展します。
実物との出会いが、学びを自分事に変えるきっかけになります。

義足を通して「障害」や「福祉」を考えられる
義足について学ぶことは、義足そのものの知識を得るだけではありません。
生活の工夫、周囲のサポート、福祉用具の役割などにも目を向けられます。
「できないこと」だけに注目するのではなく、その人の希望や得意なことを知ることで、障害に対する固定観念を見直す機会になります。
「誰もが暮らしやすい社会とは?」という問いにつながる
義足を使う人の話から、段差、階段、道幅、案内表示など、街のバリアについて考えられます。
さらに、次のような問いを立てることで、共生社会やバリアフリーへの探究へ広げられます。
| 気づき | 探究の問い |
|---|---|
| 移動で困る場面がある | どんな環境なら安心して移動できる? |
| 必要な支援は人によって違う | 相手に合った助け方とは? |
義足は、多様な生き方を知り、誰もが暮らしやすい社会を考えるための身近な教材です。
義足パパを呼んで、子どもたちの「なぜ?」を探究してみませんか?

障害や多様性について学ぶとき、資料や映像だけでは、子どもたちが具体的にイメージしにくいことがあります。
実際に義足を使って生活する「義足パパ」から話を聞くことで、子どもたちは義足を身近なものとして捉え、自分で疑問を見つけられます。
実際に義足を使って生活する「当事者」だから伝えられること
義足パパは、義足が必要になった理由や、日常生活で工夫していること、義足を使ってできるようになったことなどを、自身の経験として伝えます。
障害のある人を一方的に「かわいそう」と見るのではなく、一人の生活者として知る機会になります。
義足を見て、触って、感じる
実際の義足を見たり、可能な範囲で触れたりする体験は、子どもたちの好奇心を引き出します。
「どんな材料でできているの?」「関節は動くの?」「靴はどうするの?」など、観察から新たな問いが生まれます。
見るだけでなく、重さや形、動き方に注目することで、義足を支える技術にも関心が広がります。

義足パパに直接質問する
子どもたちは、疑問に思ったことを義足パパへ直接質問できます。
質問を考える際は、事前に「知りたいこと」「不思議に思ったこと」を付箋やワークシートに書き出すと、発言が苦手な子どもも参加しやすくなります。
質問と回答を記録しておけば、その後の調べ学習にも活用できます。
子どもたち自身が「もっと知りたい」を見つける
授業で生まれた疑問は、探究学習の出発点です。
義足の仕組みだけでなく、義肢装具士の仕事、バリアフリー、スポーツ、学校や地域の環境など、興味のあるテーマを選んで調べられます。
大人が答えを教えすぎず、子ども自身が問いを選ぶことが大切です。
講演を聞くだけで終わらず、一緒に考える
最後に、「誰もが安心して暮らせる学校やまちにするには何ができるか」を義足パパと一緒に考えます。
困りごとを想像するだけでなく、校内の移動や案内表示を調べ、改善案を発表するなど、学びを具体的な行動や提案につなげられます。
義足パパとの授業から生まれる「探究の問い」

義足パパの話を聞いたり、実際の義足を見たりすることで、子どもたちはさまざまな疑問をもちます。
大切なのは、出てきた疑問を正解に導くだけでなく、「なぜだろう」「もっと知りたい」から探究を始めることです。
「義足はどうして必要なの?」
義足が必要になる理由や、義足を使う人の生活について考えます。
病気やけがなど、背景は一人ひとり異なることにも気づけます。
「義足って重いの?」
義足の素材や形、重さ、身につけ方を調べます。
見た目だけでは分からない工夫や、使う人に合わせた調整について学べます。
「義足で何ができるの?」
歩く、走る、階段を上るなど、義足を使ったさまざまな動きに目を向けます。スポーツ用など、目的によって義足の種類が異なることも探究できます。
「義足の人はどんなことで困るの?」
移動、着替え、施設の利用など、生活の中で感じる不便を考えます。
ただし、困りごとは義足だけでなく、周囲の環境や人の対応によって生まれる場合もあります。
「街にはどんなバリアがある?」
学校や通学路、駅、商業施設などを調べ、段差、狭い通路、分かりにくい案内などを見つけます。
「どうしたら誰もが暮らしやすくなる?」
バリアフリーやユニバーサルデザインの工夫を調べ、改善案を考えます。
「障害がある人に、自分たちは何ができる?」
相手を特別扱いするのではなく、必要なことを尋ね、互いに支え合う方法を考えます。
調査や話し合いを通して、共生社会への提案につなげます。
| 問い | 探究の方向 |
|---|---|
| 義足の仕組み | 素材・種類・工夫を調べる |
| 暮らしの困りごと | 環境や周囲の対応を見直す |
| 暮らしやすい社会 | 具体的な改善案を提案する |
義足パパとの授業を「探究学習」につなげる方法

義足パパとの授業は、話を聞いて終わりにするのではなく、子どもたちが感じた疑問を出発点にすると探究学習へ発展させられます。
「知る」「考える」「調べる」「行動する」という流れを意識し、最後は自分たちなりの提案や発表につなげましょう。
STEP1|義足パパの話を聞く
まずは、義足を使い始めた理由や日常生活、仕事、趣味などについて話を聞きます。
障害だけに焦点を当てず、一人の生活者として知ることで、子どもたちは相手を身近に感じられます。
STEP2|義足を見たり触ったりする
実際の義足を観察し、素材や形、重さ、動き方などに注目します。
触れる前には、本人の許可を得ることや、丁寧に扱うことを確認します。
観察したことは、気づきカードやワークシートに記録しましょう。
STEP3|疑問や「もっと知りたい」を書き出す
「なぜ?」「どうして?」「もし自分だったら?」という視点で、感じたことや疑問を一人ひとりが書き出します。
教師は答えをすぐに示さず、子どもたちの言葉をそのまま受け止め、探究の問いを整理します。
STEP4|グループで調べる・考える
出てきた疑問をもとに、義足、障害、バリアフリー、福祉用具、街の環境など、テーマごとにグループをつくります。
図書資料や自治体の情報、校内外の観察を活用し、複数の情報を比べながら考えます。
STEP5|「自分たちにできること」を考える
調べた内容をもとに、学校や地域を誰もが過ごしやすくする方法を考えます。大切なのは、当事者の立場を想像しながら、実現可能性や必要性について話し合うことです。
STEP6|発表・提案する
学んだことや考えたことを、ポスター、スライド、動画、提案書などにまとめます。
発表では、問い、調査結果、考察、自分たちの提案を順序立てて伝えましょう。
| 段階 | 子どもたちの活動 | 成果物の例 |
|---|---|---|
| 知る | 話を聞く・義足を観察する | 気づきカード |
| 調べる | 資料や地域を調査する | 調査メモ・写真 |
| 考える | 課題と解決策を話し合う | 提案内容 |
| 伝える | 学びを発表する | 発表資料 |
こんな探究学習を考えている学校におすすめです

義足を入り口に、障害や多様性、福祉について子どもたちが自分の生活と結び付けて考える探究学習を取り入れたい学校におすすめです。
テーマや学年に応じて、次のような学習へ発展させられます。
福祉について学びたい
福祉を「特別な人のための支援」として捉えるのではなく、誰もが安心して暮らすために必要な仕組みとして考えられます。
義足を使う人の生活を知ることで、支え合うことや相手の立場を想像する大切さに気付けます。
障害や多様性について考えたい
障害の有無や身体の違いにかかわらず、一人ひとりに異なる得意なことや困りごとがあります。
当事者の話を聞きながら、「違いがあることは特別なことではない」という理解を深められます。
バリアフリーについて探究したい
学校や通学路、駅、商業施設などを調べ、「どのような人が困る場所なのか」「どう改善できるのか」を考える学習につなげられます。
段差や案内表示、トイレ、移動のしやすさなど、身近な環境を見直すきっかけになります。
共生社会について考えたい
年齢、性別、国籍、障害の有無などにかかわらず、誰もが地域で暮らせる社会とは何かを考えます。
子どもたちが課題を見つけ、よりよい学校や地域のあり方を提案する学習にも適しています。
自分とは違う人について知りたい
知らないことから生まれる思い込みや誤解に気付き、相手を知ることの大切さを学べます。
質問や対話を通して、相手を一括りにせず、一人の人として理解する姿勢を育てます。
実際の当事者から話を聞きたい
義足を使って生活する当事者の経験は、資料や映像だけでは分からない気付きにつながります。
子どもたちの疑問を出発点に、聞く・調べる・考える・伝える探究学習を進めたい学校におすすめです。

義足パパの小学校向け出前授業&講演会

義足を使って生活する当事者の話を聞きながら、障害や多様性、福祉について考える小学校向けの出前授業・講演会です。
子どもたちの疑問を出発点に、「知る・見る・聞く・考える」体験を探究学習へつなげます。
| 内容 | 学びのポイント |
|---|---|
| 義足の紹介 | 義足の役割や使い方を知る |
| 体験・交流 | 実物を見て、当事者に質問する |
| 対話 | 暮らしやすい社会について考える |
義足について楽しく学ぶ
「義足は何のために使うの?」「どうやって歩くの?」など、身近な疑問を入り口に、義足の種類や役割をわかりやすく紹介します。
実際の義足を見て・触ってみる
写真や映像だけでなく、実際の義足を見たり触ったりすることで、素材や形、重さへの関心が広がります。
安全に配慮しながら、観察する機会をつくります。

義足パパに質問する
当事者だからこそ答えられる、生活の工夫や困った経験、できるようになったことを直接聞けます。
質問を通して、障害を一面的に捉えない視点を育てます。
子どもたちと一緒に考える
「街のどこにバリアがある?」「誰もが過ごしやすくするには?」と問いかけ、子どもたち自身が意見を出し合います。
相手を知り、想像し、行動を考える時間を大切にします。
学校の探究テーマに合わせて内容を相談できる
福祉、障害理解、バリアフリー、共生社会など、学校の学年や探究テーマに合わせて内容を相談できます。講演のみでなく、事前学習や振り返りを含めた授業構成にも対応します。
義足パパが子どもたちに伝えたいこと

「義足=かわいそう」ではない
義足を見たとき、「かわいそう」と感じる人がいるかもしれません。
しかし、義足は失った脚の代わりとなり、歩く、走る、働く、出かけるなど、自分らしい生活を支える大切な道具です。
義足を使っていることだけで、その人の人生や気持ちを決めつけることはできません。
「不便だけど、不幸じゃない」
義足を使う生活では、階段や段差、長距離の移動などで不便を感じることがあります。
一方で、不便なことがあるからといって、毎日が不幸とは限りません。
好きなことを楽しんだり、家族や友人と過ごしたり、目標に向かって挑戦したりできます。
「困っていること」と「その人の幸せ」は別の話だと伝えます。

人と違っても、自分らしく生きていい
人の体つきや得意なこと、生活の仕方は一人ひとり違います。
周囲と同じである必要はなく、自分に合う方法を見つけて生活してよいのです。
義足も、眼鏡や車いすなどと同じように、その人の可能性を広げるための選択肢の一つです。
相手を知ることから、多様性への理解が始まる
知らないものを見たとき、驚いたり、誤解したりすることは誰にでもあります。
大切なのは、決めつけるのではなく、「どんなことに困るのか」「どんな工夫をしているのか」と相手の話を聞くことです。
知ることで、必要な配慮や声のかけ方を考えられます。
違いをなくすのではなく、違いがあっても安心して暮らせる社会をつくることが、多様性を認め合う第一歩です。
小学校の探究学習で、義足パパを呼んでみませんか?
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障害や多様性について学ぶとき、資料を読むだけでは、子どもたちが自分の生活と結び付けて考えることが難しい場合があります。
そこで、実際に義足を使って生活する「義足パパ」の話を聞く授業を取り入れてみませんか。
義足パパとの出会いは、子どもたちにとって、障害を身近に感じるきっかけになります。
義足を使う理由や日常生活で工夫していること、困った経験などを本人の言葉で聞くことで、「障害がある人」とひとくくりにせず、一人の人として相手を知る視点を育てられます。
| 授業でできること | 探究につながる学び |
|---|---|
| 義足を見たり触ったりする | 義足の役割や仕組みを知る |
| 義足パパに質問する | 疑問を深め、調べるテーマを見つける |
| 暮らしや街について考える | バリアフリーや共生社会を考える |
授業の内容は、総合的な学習の時間や福祉教育、道徳、学級活動など、学校の学習目標に合わせて相談できます。
事前学習で質問を考え、授業後に気付きや疑問を整理すれば、調べ学習やグループ活動、発表・提案にも発展させられます。
「知る・聞く・考える・行動する」という学びを通して、子どもたちは自分とは異なる立場の人を理解し、誰もが安心して暮らせる社会について考え始めます。
小学校の探究学習に、義足パパとの対話を取り入れてみませんか。
授業時間や対象学年、学校で取り組みたいテーマに合わせた出前授業・講演会をご検討の際は、まずはお気軽にご相談ください。

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