2026年10月7日(水)、名古屋市立平子小学校の5年生約100人を対象に、探究活動の出前授業を行いました。
今回のテーマは、「誰もが自分らしく、幸せに暮らすために、自分たちにできること」。
2時間の授業を通して、義足での生活や、障害に対する偏見・先入観について、子どもたちと一緒に考えました。
「義足の僕を見て、どう思いますか?」

授業の最初に、子どもたちに質問しました。
「義足の僕を見て、どう思いますか?」
「かわいそう」「大変そう」「幸せそう」
最初は「かわいそう」と感じた子もいました。
でも、それは決して悪いことではありません。
大切なのは、見た目だけでその人のことを決めつけず、実際に知ろうとすることだと思っています。
義足パパの普段の暮らしを知ってもらう

私は義足ですが、普段は会社員として働き、二人の娘の父親として生活しています。
家族と遊んだり、サッカーを応援したり、毎日楽しく過ごしています。
授業では、義足についてのクイズや、実際に義足を持ってもらう体験も行いました。
さらに、子どもたちから事前にいただいた質問にも回答。
「お風呂はどうするの?」
「走れるの?」
「階段は上れるの?」
「義足になって困ることは?」
子どもたちは興味津々で話を聞いてくれました。
「不便なことはある。でも、不幸ではない。」
義足は僕の一部分であって、僕のすべてではありません。
「自分たちにできること」を考える探究活動

2時間目は、
「義足の方など、さまざまな人が暮らしやすい社会にするために、自分にできることは何だろう?」
というテーマについて、グループで考えてもらいました。
大切なのは、何でも手伝ってあげることではありません。
まず相手のことを知ること。
困っているかどうか聞いてみること。
そして、見た目だけで決めつけないこと。
子どもたちが自分たちの言葉で考え、意見を発表してくれたことが、とても嬉しかったです。
子どもたちから届いた、心のこもったお手紙

授業後、子どもたちから素敵なお手紙をいただきました。
その中には、こんな感想がありました。
「私は最初『かた足がないなんてかわいそう。』と思いました。でも話を聞いて『義足ってかっこいいし、幸せなこともあるんだ。』と思いました。」
また、別のお手紙には、
「話を聞く前は義足ってかわいそうと思ったけど、話を聞いた後は気もちがかわり、義足をはいてる方を見つけたら応えんしてあげようと思いました。」
という言葉も。
「かわいそう」から「かっこいい!」へ。
実際に会って、話を聞いて、知ることで、子どもたちの考え方が変わったこと。
これこそ、私が出前授業を続けている理由です。
一枚一枚、心を込めて書いてくれたお手紙は、私にとって何よりの励みになっています。

一人でも多くの子どもたちに伝えたい
私は、有名になりたくて講演活動をしているわけではありません。
障害のある人が、見た目だけで「かわいそう」と決めつけられない社会にしたい。
そして、義足の子どもたちや、何かしらのハンディキャップがある子どもたちが、自分らしく生きられる社会になってほしい。
そんな想いで、学校を中心に講演活動を続けています。
人は、見た目だけでは分かりません。
得意なことも、苦手なことも、一人ひとり違います。
みんな違って、みんないい。
そして、
「不便だけど、不幸じゃない。」
今回の授業が、子どもたちにとって、身近な友達や周りの人を思いやるきっかけになれば嬉しいです。
最後になりましたが、貴重な機会をいただいた名古屋市立平子小学校の先生方、そして真剣に話を聞き、一緒に考えてくれた5年生の皆さん、本当にありがとうございました!

義足パパの出前授業・講演会を募集しています!
義足パパでは、小学校・中学校・高校を中心に、出前授業や講演会のご依頼を受け付けています。
人権教育・障害理解・総合的な学習の時間・探究活動など、学校の目的や児童・生徒の学年に合わせて内容を考えています。
一方的に話を聞くだけではなく、クイズや義足の実物体験、子どもたちとの対話を取り入れた授業も可能です。
「かわいそう」で終わらせない。
「見た目で決めつけない。」
子どもたちが自分自身で考え、気づくきっかけを届けたいと思っています。
岐阜県内はもちろん、愛知県など東海地方をはじめ、全国の学校からのご依頼も歓迎しています!
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