足の切断を決意するということは、人生における大きな転機です。
その後の生活がどう変わるのか、どんな課題や工夫が必要になるのか、不安や疑問も多いことでしょう。
特に義足を利用して生活する場合、日々の些細なことが大きく変化することも。
ここでは、義足生活を始めた方々が「あるある」と共感する13のリアルなエピソードをご紹介します。
生活のイメージを掴みながら、新たな一歩を踏み出すきっかけにしてみてください!
義足あるある13選 具体例で知る日常のリアル
1. 冬でも半ズボン姿が定番に
義足を装着していると、ジーンズやタイトな長ズボンは着脱が困難です。
そのため、ジャージやスウェットのようなゆったりした服装や、動きやすい半ズボンを選ぶ方が多くなります。
真冬でも半ズボンで過ごす義足ユーザーを見かけることは意外とよくあります。
2. 皮膚トラブルとの戦い
断端部分が義足のソケットに接触し、蒸れや摩擦で皮膚に炎症や傷ができることがあります。
特に夏場の汗や湿気が影響しやすいため、定期的なケアや適切な素材の使用が重要です。
3. 義足のフィット感は日々変化
天候や体調の変化に伴い、断端がむくんだり引き締まったりすることがあります。
このため、義足のフィット感が日によって微妙に違い、その調整が日常的な課題になります。
4. 膝継手の種類でわかる背景
義足には高性能な電子制御式のタイプからシンプルなタイプまでさまざまな種類があります。
高額な電子制御式の義足は、労災保険や交通事故保険の適用で使用されることが多いため、膝継手を見るだけで「労災かな?」「事故かな?」と想像することもあります。
5. 他の義足ユーザーのパーツが気になる
義足はパーツやデザインに多様性があり、その違いに目が行くことがあります。
他の義足ユーザーの義足を見て「そのソケット、どこのメーカーだろう?」と気になってしまうこともしばしばあります。
6. 夏は汗で大変、冬は冷たさに悩む
気温が高い時期にはシリコンライナーに汗が溜まりやすく、一日に何度もライナーを拭く必要があります。
一方、冬はシリコンライナーが冷え切っており、装着する際に冷たさで手が止まることもあります。
季節ごとの快適性に一工夫が必要です。
7. 朝の義足は異常に重く感じる
義足の重量は通常約5kg程度。
朝の眠い状態で装着すると、装着する瞬間には「重い…」と感じることが少なくありません。
特に体がまだ目覚めていない時間帯では、思わずため息が出ることもあります。
8. 隙間音で気まずい思いをする
断端が痩せてくると、義足と断端の間に空気が入り、歩くたびに「プシュッ」と音が鳴ることがあります。
その音がまるでおならのように聞こえる場合、周囲の視線が気になり恥ずかしい思いをすることもあります。
9. 片足ケンケンでの移動が増える
一度外した義足を再装着するのが面倒に感じられると、自宅内では片足でケンケン移動をすることがあります。
特に短距離なら「まあいいか」となりがちです。
10. 大浴場は難易度が高い
滑りやすい大浴場の床や片足での移動の困難さから、ホテルや旅館の大浴場を諦める方が多いです。
部屋付きの風呂を利用するほうが安全で快適に感じられます。
11. 和式トイレに直面すると絶望感
膝が深く曲がらない義足では、和式トイレの使用はほぼ不可能です。
洋式トイレが空いていない場合、非常に困った状況に陥ることがあります。
12. 病院での体重測定に迷う
「義足込みの体重を言うべき?それとも外した時の体重?」と、医療機関で体重を測定する際に少し悩むことがあります。義足ユーザーならではのユニークな悩みです。
13. 衣服をカスタマイズする
義足に適した服装として、ズボンを改造するケースがあります。
具体的には、股部分から足首までをジッパー付きにして、着脱を簡単にする工夫です。
専門の洋服リフォームサービスを利用する方も増えています。
まとめ──義足生活は前向きな工夫で変わる
義足を装着する生活は、初めのうちは不慣れなことが多く、体にも心にも負担がかかるかもしれません。
しかし、日々の経験を重ねながら快適な方法を見つけていくことで、少しずつ自分に合った生活スタイルを築くことができます。
「あるある」に共感しながら、少しずつ生活を楽しむ余裕を増やしていきましょう。
情報を知り、共有し合うことで、新しい義足生活の一歩を前向きに踏み出せます!

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