義足の未来を変える会の理念
「義足の未来を変える会」は、これまで見過ごされてきた義足ユーザーの問題に真正面から向き合い、解決を目指すために立ち上げられました。
義足ユーザーが日々抱える悩みや不安に耳を傾け、その声を社会に届けることを使命としています。
制度の不備やサポートの不足によって、多くの義足ユーザーが不便を強いられる現状を放置することはできません。
同じような想いを抱える皆さんと力を合わせ、一歩ずつ未来を変えていくための活動を進めています。
この取り組みに共感し、「義足の未来を変える」という目標に向かってともに行動したい方々のご参加を心からお待ちしています。
義足ユーザー一人ひとりの生活の質を向上させるため、私たちと一緒に声を上げていきましょう。
2025年1月 厚生労働省との打ち合わせ
野田聖子国会議員と和田直也市議会議員の協力を得て、義足ユーザーの代表として厚生労働省へ義足の問題点について打ち合わせに伺いました。
現状の福祉制度の課題や要望を率直に伝えることができ、担当官からも「ここまで熱意ある要望は初めて。今後ぜひ義足ユーザーの声を直接伺い、国策に活かしたい。その際はご協力をお願いしたい」と前向きな提案をいただきました。
もちろん、国の制度を変えることは簡単ではありません。
しかし、当事者が声を上げることの重要性を改めて実感しました。
義足の問題を解決するには長い年月が必要ですが、無理のない範囲で尽力し、義足ユーザーの未来をより良いものにしていきたいと考えています。
また、担当官自身が義肢装具士出身であることから、義肢装具士の人手不足についても懸念が示されました。
義肢装具士の未来がなければ、義足ユーザーの未来もありません。
そのため、義肢装具士の労働環境改善や支援体制の強化についても同時に要望を行いました。
今後は、地元の県や市を含め、粘り強く義足の問題点を訴え、改善に向けた交渉を続けていきます。
初めて訪れた国会議員事務所では、セキュリティが厳しく、金属探知機で義足が反応し、警備員による入念なボディーチェックを受けるという経験もありました。このような体験を通じて、義足ユーザーの現状をさらに深く考えるきっかけとなりました。
お礼&今後に向けて
課題アンケートにご協力いただいた義足ユーザーの皆さん、義肢装具士の皆さん、本当にありがとうございました。
今後、義足の研究やエビデンスが必要になる際には、ぜひ引き続きご協力いただければ幸いです。
同じ想いを持つ皆さんと力を合わせ、義足ユーザーの未来を変えるために、これからも声を上げ続けていきましょう。義足ユーザーの生活がより良いものとなるよう、共に歩んでいきたいと思います。
参考:ご協力頂いた和田直也議員のブログ(義足:厚生労働省の打ち合わせ)です。

その後、地元市役所で障害福祉担当部署との調整
後日、和田直也議員とともに、厚生労働省からの回答を共有しつつ、市役所の障害担当課トップと義足の問題点について話し合いを行いました。
現行の福祉制度には多くの課題が残されており、必要な支援が受けられない義足ユーザーが数多く存在します。
このような現状を改善するため、制度の見直しを求めて地道に交渉を続けています。
制度を改めることは決して簡単ではありませんが、一歩一歩着実に、関係機関との調整を進めています。
今後は、地元の県(更生相談所)との調整も計画しており、義足ユーザー一人ひとりがより良い生活を送れるよう、さらに具体的な改善策を追求していきます。
こうした取り組みを進めていく中で、義足ユーザーの皆さんや義肢装具士の皆さんと協力し、声を集めることが何よりも重要です。
同じ問題に悩む方々の力を借りながら、一緒に未来を変える道を切り開いていきましょう!
あなたの声が、制度を動かし、未来をより明るくする大きな力になります。
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